vtuberには2DCGで制作されたものと3DCGで制作されたものがあります
2DCGで制作する場合はどのような方法で制作するのか
必要になる機材・ソフトなど
Live2D+Animaze
2Dモデルを利用した配信の場合にはLive2DとAnimazeの組み合わせで配信するやり方が多いです。
Live2Dについて
ゲーム業界でも使用されているアニメーション制作ソフト
Live2D とはゲームアプリなどのキャラクターアニメーション制作で利用されているアニメーションソフトです。
イラストを読み込んで3DCGに近い立体的なアニメーションを制作出来るソフトです。
こちらのページにはLive2Dを使用して制作されたゲームなどが紹介されています
顔の動きや表情変化などをつけることが可能
主に上半身の動きをつけたり、顔の表情などを変えるために利用するソフトです。
無料でも利用することが出来ます。
Animazeについて
ウェブカメラを利用する顔認識機能のあるソフト
ウェブカメラに映された顔を認識してキャラクターを動かすために使用する顔認識ソフトです、Steamというゲーム配信サイトから購入・ダウンロードして利用します。
2DCGでvTuberを作る場合の制作の流れについて
使用するキャラクターはLive2D で制作されたモデルをエクスポートしてAnimazeという顔認識ソフトに組み込み、映像をキャプチャして編集作業するという流れになります。
1.2DCGで制作されたキャラクターのデザインデータを用意する必要があります
PSD形式のイラストのデータが必要
Live2D を使用する場合にはPSD形式で書き出されたデータが必要となります。
PSD形式のイラストを制作出来るツールとして
- Adobe Photoshop
- ClipStudio
などのイラスト制作ツールが必要となります。
どちらも有料のソフトとなります。
Photoshopはデザイン業界ではスタンダードとなっている画像編集ソフトですが、ゲーム業界などでイラストを制作する際にも使用されています。
ClipStudioはイラストを書くために制作されたイラスト制作ソフトです。趣味でイラストを書く人やプロにも使用されているとても人気のあるソフトです。
このようなイラスト制作ソフトを使用してデータは自分で描くか、もしくはイラストレーターさんにお願いしてvTuber向けのPSDデータを作成して頂く形になります。
2.Live2Dを使用してモデリング作業を行う
パーツ分けされたPSDのデータが用意出来たら、次はLive2Dに取り込みモデリングという作業が必要となります。
主に
- PSDの読み込み
- メッシュ割り
- デフォーマ付けの作業
- パラメータ付けの作業
- 必要によってアニメーションデータの制作
が必要となります。
こちらのモデリング作業もデザイン経験や3DCGの制作経験がない人にとっては少し大変な作業となります。
自分でオリジナルキャラクターを制作することが難しい場合には
自分でイラストを制作して、モデリング作業も行う、これはすでにイラスト制作が得意な人でもモデリングが大変だったり、イラスト自体描くことが難しい人も多いとは思います。
そういった人はネットでお願いする方法があります。
「絵師さん」へお願いする方法
もし自分で描くことが難しい場合には有料とはなってしまいますが、絵師さん=イラストレーターさんにお願いする方法があります。ココナラ という便利なサービスがありますので、そちらなどを利用するとよいと思います。
また、イラストを購入することが出来る【Live2D公式マーケット nizima】 というサイトもあります。Live2Dの会社が運営するサイトなので安心感があります。
vtuberキャラクター制作費用の相場について
Live2Dで動くオリジナルキャラクターをお願いする相場としてはLive2Dモデルの制作が最低6万円~程度からでしょうか。
ココナラの場合
ココナラ の場合「vTuber モデル制作」などで検索してみるとだいたい6,7万円程度からお願いすることが可能ですね。
nizimaの場合
【nizima】 の場合にはすでに制作されているモデルを買い取って使用するような形なので、かなり安く購入することが可能です。
3DCGで制作する場合はどのような方法で制作するのか
3DCGでオリジナルモデルを制作してvTuberを作る場合には一段とハードルが上がりますがキャラクターをカスタマイズしてキャラクターモデルを制作する方法やスマホのアプリを利用してキャラクターを制作する方法などがあります
また、配信用のアプリなどを利用してアバターをカスタマイズしてオリジナルモデルを制作して利用する方法もあります。
必要になる機材・ソフトなど
まずはキャラクターモデルが必要となります。この場合3DCGモデルが必要です。
また2DCGのときも使用した顔認証ソフト、もしくはモーションキャプチャーの機材が必要になる場合があります。
VroidStudioと3teneを利用する
VroidStudioで制作する場合にはテンプレートからカスタマイズしていく流れなので、かなり簡単にキャラクターを制作することが可能です。
こちらがVroidStudioを利用したvTuberのやり方についての記事です。
また、こちらにVroidStudioと3teneという顔認識機能があるソフトを利用してキャラクターを動かすまでの記事を書いたのでVroidStudioを利用してみたい人はこちらの記事を参考にしてください。
Vroid以外の3DCG制作ソフトを利用する場合
3DCGモデルを作るためには3DCG制作ソフトが必要です。
有料のMayaや3dsMaxなどが有名ですが、無料でBlenderというソフトもあります。
※Mayaは無料で利用できる学生版もありますよ。
3DCGソフトについてはこちらの記事も参考にしてくださいね。
3DCGモデルを利用する方法については、モーションキャプチャの機材など使用するパターンやアプリなどを利用する方法などかなり色々な方法が考えられるのでまた別の記事で紹介したいと思います。