Unity Asset Store 録画を行うためのアセットの紹介
Unityで録画を行うためのアセットをピックアップ
Unityでゲームやデモシーンを制作していて、「録画したい」「プレイ内容をムービーとして保存したい」「演出カットを作りたい」という場面はよくあります。この記事では、Unity Asset Storeで利用できる便利な録画・演出アセットを紹介します。
Unityで録画するおすすめアセット2選
アセット名 | 用途 | 無料/有料 | 特徴 |
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Unity Recorder | 録画 | 無料(公式) | Unity Editor上から高品質な動画キャプチャが可能 |
Cinema Director | カット演出 | 有料 | ノーコードでTimelineベースの演出を作成でき、録画連携にも便利 |
Unity Recorder:Unity公式の高機能録画ツール
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概要:Unity Recorderは、Unity Technologies公式が提供する録画ツールです。ゲームプレイ・カットシーン・カメラ映像などを高解像度で録画できます。
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主な機能:
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アニメーション、画像シーケンス、MP4、GIFなど形式を選択可能
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Timelineと連携して自動録画が可能
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カスタムカメラや特定のGameObjectを指定して録画
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対応バージョン:Unity 2018.3以降(最新版での使用推奨)
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価格:無料(公式)
活用例
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ゲームのプロモーション動画作成
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開発中ゲームの進捗記録
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SNS投稿用の短尺動画作成(GIFなど)
- アセットのインポート:
- 上記のアセットをUnity Asset Storeから購入またはダウンロードし、Unityプロジェクトにインポートします。
- Unity Recorderの設定:
- Unity Recorderを使用する場合は、Unity Recorderのドキュメントに従って設定を行います。録画したいシーンにRecorder Componentを追加し、設定を適切に調整します。
- Cinema Directorの設定:
- Cinema Directorを使用する場合は、Cinema Directorのドキュメントに従って設定を行います。シーン内のカットやアニメーションのトリガーを設定し、録画のトリガーとなるイベントを配置します。
- シーンの準備:
- 録画したいシーンを準備します。カメラの配置や動き、オブジェクトのアニメーションなど、必要な要素をシーンに配置します。
- 録画の実行:
- Unity Recorderを起動し、必要な設定を行った後、録画を実行します。必要に応じて、Cinema Directorや他のアセットを使用して録画をトリガーします。
- 録画の保存:
- 録画が完了したら、ビデオファイルや画像シーケンスとして出力します。Unity RecorderやCinema Directorの設定に従って、出力形式や場所を指定します。
以上が、Unityで録画を行う際に必要なアセットと手順です。適切なアセットを選択し、シーンを準備して、録画を行いましょう。
Cinema Director:ノーコードでシネマティック演出を構築
Cinema Director – Timeline Cutscene Editor
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概要:Cinema Directorは、UnityのTimeline機能を拡張したようなアセットで、ノーコードでシネマティック演出を作成できます。Unity Recorderと併用してムービーを作るのに最適です。
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主な機能:
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カメラの切り替え、音声、イベント制御をタイムライン形式で操作
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コード不要で複雑な演出を実現
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Unity Recorderとの親和性が高い
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使い方例:
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イントロムービーやエンディングのカットシーン演出
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会話イベントの演出強化
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価格:有料($50前後)
- Cinema Directorのインストール:
- Unity Asset StoreからCinema Directorをダウンロードし、Unityプロジェクトにインポートします。
- Cinema Directorウィンドウの表示:
- Unityのメニューバーから「Window」 > 「Cinema Suite」 > 「Cinema Director」を選択して、Cinema Directorウィンドウを表示します。
- シーンにCinema Directorの設定:
- Cinema Directorウィンドウ内で、「Cinema Director」タブを選択します。
- 「Setup」ボタンをクリックして、シーンにCinema Directorをセットアップします。
- アクションの追加:
- Cinema Directorウィンドウ内で、「Tracks」タブを選択します。
- シーン内のアクション(カメラの動き、オブジェクトのアニメーションなど)を制御するためのトラックを追加します。
- トラックを右クリックし、「Add」を選択して、追加したいアクションの種類を選択します(例: Camera Shot、Audio Track、Animation Trackなど)。
- アクションの設定:
- 追加したトラックを選択し、「Key」を追加して、アクションのタイムライン上での開始時刻と終了時刻を設定します。
- 必要に応じて、各アクションの詳細な設定を調整します(例: カメラの位置、アングル、アニメーションの再生など)。
- トラックの編集:
- トラックを選択し、ドラッグしてアクションの順序を変更したり、トラック全体の長さを調整したりします。
- キーフレームを追加して、アクションの詳細な制御を行います。
- アクションのプレビュー:
- シーンビューでプレビューを再生して、アクションやイベントの動作を確認します。
- シーンの録画と制御:
- Unity Recorderや他の録画ツールを使用して、Cinema Directorで制御したシーンを録画します。
- 必要に応じて、Cinema Directorを使用してシーンの特定の部分を再生、一時停止、リセットすることができます。
以上が、Cinema Directorを使用してシーン内のアクションやイベントを制御する手順です。アクションを追加し、トラックを編集してシーンを制御し、必要に応じて録画や再生を行います。
まとめ
Unityで録画する手段として、まずはUnity Recorderを無料で導入してみるのがオススメです。さらに、シネマティックな演出をしたい場合は、Cinema Directorを併用することで、ノーコードで本格的な動画を作成することができます。